「残業代ゼロ」問題点次々
月200時間も厚労相「合法」
5/19付け東京新聞の記事です。
「高度プロフェッショナル制度」に関し、野党からの「残業時間に相当する時間が200時間を越えたら違法か、合法か」との確認に対して厚労相が「直ちに違法ということではない」と回答した、との内容です。
同記事内には「労働時間の上限がないので、その点は指導できない」と明言、とも。
確かに法文から言えば「上限の規定が無い以上、長すぎるという点での指導は出来ない」と言う事になるのかも知れません。
でも、です。 過労死基準の2倍以上働いても法的に守られないとは!
これからは「人手不足の時代」だと言われています。
そうなれば労働者有利の労働市場となり、「労働環境が悪い」と判断すれば、転職により企業を捨てる労働者が増えるかもしれません。
一方でAIの発達により労働環境の激変が起き、労働の場が狭まる可能性も有ります。
その時々の労働環境により左右される部分も有り、また、企業規模によっても差異が出る面もあるでしょう。
正直、当所のお客様の中で「高プロ」に該当する事業所様は有りませんので、その点では心配する必要は無いのですが・・・。
ただ・・・ お上がこの様なスタンスでいることに違和感を覚えてしまいます。