気になる報道

甘い労務管理にリスク

10/7 付、日経新聞朝刊に掲載されていた、電通事件に対する東京簡裁の判決に付いての記事の見出しです。

事件の内容に関しては、既に皆さんご存知のことですから、今更述べるつもりは有りません。

ただ、これまで経営者の皆様とお付き合いして見た感想としては「労務管理にリスク」を感じている方は少数なのではないか? と感じてしまいます。

電通の様に大企業になっていなくても、いや、むしろ中小企業の方が、労務に関する潜在的なリスクは大きいのですが。

経営との天秤に掛けられてしまうと、どうしても後回しにされてしまう「労務の問題」の大きさををどの様に捕らえていただくか? これも我々社労士の責任の一端だと思っています。

 

そんな思いでいる時、東京新聞「本音のコラム」師岡カリーマさんが書かれている「ダブリンの運転手」というコラムが目に留まりました。

「この国ではこう言うんだ、『タイヤにはプレッシャー(空気圧)が必要だが、人には必要ない』ってね。」
「そういえば、日本のカロウシって本当かい? ひどい話だなあ。僕は運転手の生活に大満足だよ。」

このタクシー運転手の方が、ある意味幸せな労働者の姿だと感じるのは、私だけでしょうか?

※「」・『』は、引用の為、今泉が追記しました。