今泉事務所のポジション=ホームドクター

 今泉事務所は駅二つ先は千葉県松戸という、東京の東のはずれにある小さな社労士事務所です。

 当所は、銀座や渋谷で数十人を雇用する大規模事務所に比べれば、出来る事は限りが有ります。

   常に細かい政省令の改正にも目を光らせることが必要な業種ですか?
   毎月の様に労務トラブルがありますか?
   業務でうつ気味な社員を、度々傷病手当金請求で処理していませんか?
   労働組合との団体交渉が繰り返し起きていませんか?

この様な状況への対処が必要な事業所様の場合、当所でのご対応は難しいものがございます。

 当所でも労組との団体交渉がまとまらず裁判になり、公判に出席したことがありますが、それをメインの業務にしてしまうと他の顧客の皆様へご迷惑をお掛けすることになります。
「餅は餅屋」と言う言葉が有ります。大規模事業所をお訪ねになるのがご賢明です。

 皆さんは健康診断で癌が見つかったら、町の小さな診療所へ行きますか?
風邪を引いた時や腹痛で大学病院へ行きますか?

 訴訟まで行くような労務トラブルは、言ってみれば「ステージ4の癌が見つかった」様なものです。大規模事務所や訴訟代理の可能な弁護士さんの出番です。

 当所は病院で言えば町の診療所です。

 日頃の小さなトラブル回避や行政への手続き、経営者の皆様のお悩みをお伺いしたり、改善点などをお話させていただくことで大きな経営問題に発展する前に、症状が軽いうちに対応することで元気な事業所に成っていただくサポートをすることを目指しています。

 そのため、事業主の皆様に最初にお願いするのは「とにかく訊いて下さい」と言うことです。
   「こんなこと訊いちゃあ・・・」
   「これは社労士さんには関係ないのかも・・・」
などと、無駄に恥ずかしいと思われたり、変なご遠慮をせず、何でも訊いて下さることが望みです。
 もし、それらの中で一つでも問題の芽があり「初動で処理が出来ていれば大事に至らなかったのに」と後悔する方が余程問題ですから。

 当職に直接関係の無い内容であれば
   「それは税理士さんの分野ですね」
   「済みませんが、それに関しては各地の行政の担当ですね」
等とお答えするだけです。 お話いただけないリスクの方が大きいのです。

 とにかくお話いただくこと。 お客様とのコミュニケーションを通じて皆様の問題点を理解し、事業所の正常な運営に資すること。

これが「中小企業のホームドクター」である今泉事務所のポジションです。